東京都老人クラブ芸能大会は、高齢者の健康づくりを通じて、多くの高齢者が社会参加や仲間づくり、明るく活力ある老人クラブづくりを推進することを目的として、年に一度開催しているイベントです。
都内の区市町村にある54の老人クラブ連合会から、代表で1チームずつ本大会へ出場します。今年度の出演チームは舞踊部門27チーム、歌唱部門10チームの合計37チーム。出演者は約360名で、うち90歳以上の方が18名にのぼりました。最高齢は94歳(昭和6年生まれ)の方です。
「表現」、「調和」、「創意工夫」、「共感・アピール度」、「努力」の5つの観点から設けられた審査基準に基づき、部門ごとに専門家による審査が行われ、順位が決定します。
式典の部
式典では、東京都福祉局の花本高齢者施策推進部長、東京都老人クラブ連合会会長の村上光夫氏による主催者挨拶、来賓紹介、審査員紹介が行われました。
競演の部(舞踊部門)
舞踊部門では、フラダンスや、『よさこい鳴子踊り』・『花笠音頭』などの日本各地の民謡に合わせた舞踊のほか、『サザエさん』といった多くの人に馴染みのある楽曲に合わせて踊る新舞踊など、個性豊かな演目が披露され、日ごろの老人クラブ活動での練習の成果が発揮されました。
競演の部(歌唱部門)
歌唱部門では、『いい日旅立ち』や『島のブルース』などのコーラス・合唱や、『ソーラン節』や『道南盆唄』などの民謡をはじめ、多様な演目が披露されました。いずれのチームも10人以上の編成と、多くの出演者が息を合わせ、伸びやかで元気のよい歌声をホールに響かせます。
表彰の部
冒頭、小池知事によるビデオメッセージが上映され、出演者へ激励のことばが贈られました。
表彰式では、舞踊部門・歌唱部門それぞれの5位~3位、準優勝、優勝チームが発表されました。
各部門準優勝チームに対して「東老連会長賞」が授与され、賞状が村上東老連会長により手渡されました。
また、各部門優勝チーム及び90歳以上の出演者に対して「東京都知事賞」が授与され、優勝チームには知事賞状と知事杯が、90歳以上の出演者には知事賞状が、東京都福祉局の浅野次長により手渡されました。
老人クラブ活動の意義
老人クラブは、高齢者が楽しく元気に活動し、活躍できる場です。今回のような大規模なイベントだけでなく、日ごろから生きがい・健康づくり活動や奉仕活動など、豊かな生活を築くための活動を行う老人クラブは、地域にとって重要な存在です。
100年活躍ナビでは老人クラブ活動の体験イベントなどの情報も今後掲載していきますので、気になった方は是非チェックしてみてください。
人生100年時代の今、心豊かにいきいきと暮らすきっかけづくりとして、老人クラブの活動に参加してみませんか?
大会結果
【舞踊部門】
優 勝 立川市 四番組長寿会「安来節 どじょうすくい踊り」
準優勝 新宿区 津之守会(ハラウ・フラ・オ・マヤ)「レイ・プア・メリア」
第3位 板橋区 富士見長友会「貝殻節」
第4位 小平市 小川中寿会「金沢の雨」
第5位 荒川区 フラサークルプアリリア「クウティアレ」
【歌唱部門】
優 勝 中野区 トライアングル「アメージング・グレイス」
準優勝 荒川区 山吹ふれあいコーラス「懐かしの青春歌謡メドレー」
第3位 日野市 みなみが丘友遊倶楽部「瑠璃色の地球/オー・シャンゼリゼ」
第4位 江東区 白三長寿会「島のブルース」
第5位 小平市 小川二丁目会「人生百歳花咲かそう」

