オフシーズンの旅行の4つのメリット
混雑を避けられる快適さ
オフシーズン旅行のメリットはやはり、観光スポットでも宿でも、ゆったりと自分のペースで過ごせること。人混みをかき分けながら歩くだけで体力を消耗してしまう大型連休や行楽シーズンの観光地は、せっかくの景色をゆっくり眺める余裕がなくなってしまうこともあります。オフシーズンであれば、他の観光客を気にしすぎず、写真撮影も散策も、思い通りのタイミングで楽しめます。
リーズナブルな価格設定
宿泊費や交通費が繁忙期より割安になるのも、オフシーズン旅行の大きな魅力。予算内でワンランク上の部屋や旅館を選んだり、費用を抑えられるぶん、連泊や少し遠方への旅を検討したり。「いつかは行きたい」と思っていた憧れの旅先にも、オフシーズンであれば思い切って足を延ばすきっかけになります。
地元の人との交流
観光客が少ない時期だからこそ、地域の人々とゆっくり話す機会も生まれます。旅館の女将さんとの立ち話、商店街の店主から教えてもらった知られざる名所、食堂で隣り合った地元の方との世間話──そんなふれあいこそ、旅の記憶をより豊かにしてくれます。ガイドブックには載っていない地域の魅力に触れられるのも、オフシーズン旅行の特権です。
心身の健康にも効果的
余裕のある旅は、心身にとってもよい影響をもたらします。混雑を気にせず行動できるため、宿で絵手紙を書いてみたり、地元の市場で珍しい食材を探してみたりと、新しいことへのチャレンジもしやすくなります。
また、お出かけや新しいことへのチャレンジとウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態)との関係については、こちらのコラムでも紹介しています。
シニアにおすすめのオフシーズン旅行先
御岳山・高尾山などを登って健康づくり
過ごしやすい春や秋は、登山にうってつけのシーズン。東京近郊の御岳山や高尾山は、ケーブルカーも整備されており、足腰に不安がある方も自分のペースで楽しむことができます。平日や紅葉などで人気の季節を外せば、山道も静かで、野鳥のさえずりに耳を傾けながらゆっくり歩くことも可能。御岳山では歴史ある宿坊に泊まり、滋味深い精進料理に舌鼓を打つのも楽しみのひとつです。日常を忘れた静かな山の夜が、心と体をゆっくりほぐしてくれるでしょう。
箱根・草津・城崎温泉などの温泉地にゆったり滞在
温泉地をゆっくり楽しむなら、紅葉シーズンが終わった冬や、春先のまだ人出が少ない時期、ゴールデンウィークのあとなどがねらい目。箱根、草津、城崎温泉などの名湯は、大型連休には長蛇の列ができる人気の外湯も、待たずに入れることがほとんどです。温泉街を散策しながら、一湯ずつ丁寧に浸かり、食事をし、昼寝をする──その繰り返しが、疲れた体をじっくりと癒してくれます。
奈良・金沢・倉敷など、歴史ある古都を散策
大型連休の時期は混雑が激しい歴史ある古都も、オフシーズンであれば、写真を撮りながら町を静かに歩くチャンスがあります。奈良の社寺は、人波が引いた早朝や平日に訪れると、その荘厳な空気が際立ちます。金沢の兼六園や東茶屋街、倉敷の美観地区も、閑散期は比較的のんびりと散策することが可能。落ち着いた美術館やギャラリー巡りと組み合わせれば、文化と歴史をたっぷり味わう充実した旅になるはずです。
神津島や三宅島でリフレッシュ 船や飛行機で行く東京
夏の混雑が去った初秋は、海辺や島を訪れるのにちょうどいい季節です。船や飛行機で行く神津島や三宅島などの伊豆諸島は、夏のダイビングシーズンを外すと、島全体がぐっと静かになります。波の音を聞きながらの浜辺の散歩、水揚げされたばかりの新鮮な海の幸、そして島の漁師さんや民宿のご主人との気さくな会話。ゆったりした島の時間の流れは、「東京」にもこんな場所があったのかと、新たな気づきを与えてくれます。
オフシーズン旅を楽しむコツ
無理のない日程を組む
旅先で欲張りすぎるのは禁物です。1日に1〜2カ所の観光でゆったり過ごし、午後は宿に戻ってお茶を飲んだり読書をしたりして、のんびり過ごす時間もしっかり確保するのがオフシーズンの旅を楽しむコツ。「もう一カ所行けたのに」ではなく「ちょうどよかった」と感じられる日程が、体への負担を減らし、旅全体の満足感を高めてくれます。
天候・気候への配慮
オフシーズンは、天候が変わりやすい時期でもあります。防寒具や折りたたみ傘は必ず携帯し、急な雨や気温の変化にも対応できる服装を心がけましょう。予定を柔軟に変更できる気持ちのゆとりも大切。「雨なら雨で、温泉でゆっくりすればいい」と思えると、天気に左右されずに旅を楽しめます。
健康管理を第一に
旅先では、かかりつけ医から処方された常備薬を忘れずに携帯し、医療機関の連絡先もメモしておくと安心です。また、宿泊先には事前に健康状態やアレルギーなどを伝えておくと、万が一のときに適切な対応をしてもらいやすくなります。無理をしない、よく眠る、食事を楽しむ。この三つが、旅先での健康の基本です。
地元の情報を活用する
旅先の観光案内所や宿のスタッフは、地域の「今」を一番よく知っています。「この時期のおすすめは?」と気軽に尋ねてみると、ガイドブックには載っていない穴場スポットや、地元だけのイベント情報を教えてもらえることもあります。スマートフォンで検索するのも便利ですが、人から聞く情報には温かみがあり、旅の思い出に彩りを添えてくれます。
まとめ
混雑を避けていくオフシーズンの旅は、シニア世代の生活に彩りと癒しをあたえてくれます。「次はどこへ行こうか」と計画する時間も、旅の楽しみの一部。まずは近場から、気軽にオフシーズンの旅の計画を立ててみませんか。


